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早く病院にかかること

生きにくさを感じたら

うつは、ストレスや不安、大きな悩みなどが心を支配することによって発症する精神的病気の一種です。身内の死や失恋、仕事や学校での人間関係、いじめなど原因は人によって様々ですので、老若男女問わず、誰でも発症してしまう恐れがある身近な病気です。症状の特徴としては、慢性的な疲労感や倦怠感が続き、何をしても楽しくないと感じるようになります。そして次第に自己嫌悪に陥り、自虐的になります。自分は価値のない人間と考え、重症化すると自傷行為に走ったり、自殺未遂をしてしまう人も少なくありません。ちなみに、このような症状と対象的な病気が、ディスチミア親和型などと呼ばれる新型うつです。従来のうつが、自虐的になり自分を責めてしまうのに対し、新型うつは、自分は悪くない、他人が悪いという思考回路で他人を攻撃するようになります。二つのうつは症状が全く異なるため、治療法や改善方法も異なります。従来のタイプのものは、薬の服用を中心に医師と定期的な対話をし、少しずつ心のコントロールを図っていきます。新型のタイプは、薬は極力使わず、周りの理解やサポートを中心として本人の考え方自体を少しずつ治していくというのが基本となるので、治療が難しいと言われています。
うつを予防するためには、ストレスをためないようにすること、何でも相談できる人を見つけておくことが重要です。真面目で責任感が強く、人を頼るのが苦手な人ほど、ストレスや悩みを一人で抱え込みやすいため、うつを発症しやすい傾向にあります。そのような人は、匿名の無料電話相談などのサービスを利用すると良いでしょう。第三者である相談員が、話を聞いてくれて客観的なアドバイスをくれます。一人で抱え込まず、どのような形であれ悩みを吐き出すというのは重要です。また、うつは自分では気づきにくいという特徴もあります。身近な家族や友人に自虐的な言動、行動が増えたと感じたら、心療内科や精神科への受診をすすめてみましょう。そのような場所へは自ら率先して行きにくい場所と考える人も多いので、周りが促してあげることは重要です。また自虐的な言動や行動はうつの前触れであり代表的な症状です。それに加え被害妄想や支離滅裂な言動が増えてきたら、重症化している恐れがありますので入院を余儀なくされる必要もあります。その場合、休職などの対応が必要になりますので、会社の人が気づいてあげるというのも重要です。うつは、どんな健康な人でも突然発症してしまう病気です。どんな病気かを知っておくことで、自分が発症したときにも適切な対応が出来るので、周りへの理解やサポートはしっかり行いましょう。